よくあるご質問

お客様からお寄せいただくご質問をご紹介いたします。

問

古い提灯は張替えることができますか。

答

江戸時代には番傘や提灯は穴の開いた所を張替えて使ったことがあるようですが現在ではまず行われません。
古くなった和紙を剥がして骨組みに戻し張り  直す作業の手間を考えますと、火袋(ひぶくろ:提灯の本体部分)だけを新しくして古い重化(じゅうけ:提灯の上下につく桶の部分)や弓と組み合わせたほうがむしろ安価で綺麗に仕上がります。
現在の提灯屋ではこのように火袋だけを取り替えることを「張替え」と呼んでいます。

問

提灯はどうやって保管すれば良いですか。

答

油を引いていない飾り提灯は、よくハタキをかけて湿気とホコリを避けて、新聞紙などで包んで密封して下さい。
これを衣類用の虫除けと一緒に箱に入れておけばなお安心です。
油を引いた提灯も同様です。ただし、お祭りなどで雨に濡れた場合には、そのまま数日間風通しの良いところで陰干しにして乾燥させて下さい。これを怠ると濡れた箇所の骨と皮が分離してしまいます。なお、提灯の油はゴキブリの好物ですので保管場所には十分ご注意下さい。
提灯を折りたたむときには、上下の重化(桶の部分)が皮に当たって切れることがないように、当て紙として提灯の内部に折った新聞紙などを入れて頂ければ安心です。

問

ビニールの提灯はどうやって扱えば良いですか。

答

ビニール提灯の場合は表面のホコリをハタキで落としてから内部に当て紙を入れて折りたたんで下さい。積み重ねて保管する場合は、夏場の暑さでビニール同士がくっつく場合がありますので、軽くベビーパウダーなどを振ると安心です。
保管したビニール提灯を広げる時には、くっついている場所を無理に剥がすと切れてしまいます。ヤカンの湯気などを当ててゆっくり広げて下さい。

問

提灯の値段はどうやって決まるのですか。

答

提灯本体の値段に加えて、文字などを書き入れる筆耕代を頂いております。おおむねホームページに記載の基本料金程度でお作り出来るのですが、会社のロゴタイプやシンボルマークなどを書き入れる場合や、多くの色彩を指定頂いた場合などは在来製法とは異なる処理が必要になりますので別途お見積りさせて頂きます。

問

弓張り提灯を地面に置くと前に傾いてしまいますが。

答

弓張提灯は、弓の上部や中程のほか弓の下端を持って高く掲げる使い方があります。この場合に人間の手で握りやすい長さを残すと弓の下端がどうしても提灯の底より下になるため、地面に置くと少々前傾します。この部分はご希望により切り詰めをいたします。なお、弓の中央にある引掛金具は手に持つほか壁に掛けたり着物の帯に挟んだりするためのものです。

問

提灯に顔写真を入れることは出来ますか。

答

メールなどでお送り頂いたデジタル画像を弊店で薄い和紙に印刷し、これを提灯表面に貼り付ければ可能です。詳細は別途お見積りしますのでご相談下さい。

問

提灯の家紋が「標準紋帳」と違うのですが。

答

デザインの方々が家紋の見本に使われる「標準紋帳」は、紋付の着物に家紋を入れる「紋上絵師」の方々が受け継いで来られた雛形です。提灯の場合も基本的にはこの紋帳に準拠するのですが、お迎え提灯は遠方から判別しやすいように、また凹凸の表面に見栄え良く映るように、伝統的に細部を独特の省略形で描く場合があります。紋付や墓石などと全く同一の家紋をご希望の際にはお打合せにより承ります。

問

お迎え提灯の名前は前後どちらに入るのですか。

答

お迎え提灯は紋付の着物と同様にその家の者を示す目印です。家紋に加えて姓や屋号を記せば一層判りやすくなりますが、正面に墨で大きく描くと実際にロウソクを灯した場合に提灯前方の足元が暗くなってしまいます。弊店では旧来からの慣習により、両側紋・後ろ名入れを原則としておりますので、異なる仕様の場合には事前にご相談下さい。

問

どうして真っ白な提灯は使わないのですか。

答

明かりとして考えれば何も書かないほうが照明効果は高いのですが、昔から箱や袋の中には魂が宿るという言い伝えがあり、白無地の提灯は神仏の拠り所になると信じられてきました。新盆を迎える場合の白紋天という提灯がこれにあたります。ですから実用の提灯には小さくとも名前や印を書き入れて用いるものだと伝えられています。

問

関西と関東で提灯の大きさが違うのですが。

答

本来、提灯は各地の提灯屋が地場の材料で各々に製作していました、これを地張り提灯と呼んでいます。現在では提灯製作の分業化が進み、茨城・岐阜・京都など良質の竹と和紙に恵まれた産地で張られた本体に各地の提灯屋が文字を入れて完成させる方式が主となりました。地張り提灯の時代から他店の提灯でも張替える必要があるため提灯の規格化が進みましたが、それでも文化圏の異なる関東と関西では独自な形状の提灯がそれぞれの名称で伝えられてきました。同じ長型提灯でも関西では細身に、関東のものはずんぐりと作られています。飲食店の看板提灯など単独ではあまり気になりませんが、伝統行事などで多数の提灯が使用される場合には結構目立ちます。弊店では原則として茨城県水戸産の関東型提灯で製作しておりますが、関西方面からご注文のお客様には関西型の材料で製作いたしますので事前にご相談下さい。

提燈(ちょうちん)・祭礼用品の製造販売 有限会社 八嶋商店

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